重い精神病って聞かれると真っ先に何が浮かびますか??
"統合失調症 "と殆どの方が重い浮かぶでしょう。
なので今回は知ってるようで知らない、統合失調症
をテーマにお話をしていきたいと思います。
参考書: 統合失調症-岩波新書-村井-俊哉
統合失調症-PHP新書-岡田-尊司
統合失調症をは人間にだけ見られる病気です。
まずは、書籍で出てきた精神病について話をすすめる上で重要なフレーズがあります。
精神医学から見れば病気の症状に過ぎなくてもそれもまた人間の精神が生み出す営みの一部である。
しかし統合失調症を発症した動物は、現代まで発見されていません。
なぜ統合失調症は、人間だけに見られるのか??
言語、理性、社会性を高度に発達させた人類の脳が症状と大きく関わりがあると考えられています。
統合失調症患者は、予知や創造性と関係したインスピレーションをもたらすものとして
高い地位を占めた時代もあったそうです。
他にも悪魔の仕業と云われている時代もありました。
実際に初代イスラエルの王のサウルとゆうお偉いさんがかかったときはサタンの仕業として考えられていたそうです。
こういった神聖でスピリチュアルな現象と考えられていた時代は終わり
それ以降は、デカルトに代表される合理主義が発展し、
労働をすることが簡単ではない精神疾患の患者は、次第に邪魔者扱い
される時代が来ました。
最悪の時代は、
治療されることなく感染症患者や犯罪者などと同じ部屋に閉じ込められていた時代もあったそうです。
小説家とか絵描きさんとかにも多かったとされています。
ムンクの叫びで有名な エドワルド・ムンク
羅生門の 芥川龍之介
ジョン・ナッシュ (ゲーム理論数学者)などが代表として挙げられています。
統合失調症の歴史上で知っておいたほうがいい人物が一人います。
ブロイラーさんです。
この方が主に何をやった人かといいますと
統合失調症とゆう名前を生み出した人です。。
ブロイラーさん以前は、統合失調症ではなく早発性痴呆として名前が広まっていました。
この名前がけしからん!
とゆうことでブロイラーさんは症状を分析し、適切な病名を提案しました。
このブロイラーさんって人はまずめちゃくちゃ情熱的な人です。
まずは経歴でゆうともともと農村生まれで
一切医学とのかかわりがない家庭で育ったのに医学の道を選びました。
そこから卒業し、医師やレジデントを経てライナウ精神病院ってところに診療部長として入ります。ここでブロイラーさん、最初の壁にぶち当たります。
この病院、当時非常に悪名の高い施設で症状が慢性化した患者を治療せずに、放置し収容するスタイルで運営されていたんです。
ブロイラーさんは、
これはおかしい!!!
とのことで住み込みで病院で働きながら治療プログラムを主導し、改革を進めていきました。もう時には寝ずに診療に打ち込み患者に寄り添っていました。
こうやって改革をすすめる中で、統合失調症についての理解を深め今にいたります。
名付け親だけでなく、統合失調症の経過中に必ず出現する基本的な症状として、ブロイラーが以下の4つを発見しました。
1連合弛緩: 思考のまとまりのなさ
2感情障害: 喜怒哀楽の感情が鈍かったり、逆に敏感すぎること
3自閉: 外界との接触を避け、殻に閉じこもる傾向
4両価性: 同一の対象に、相反する感情を同時に抱くこと
以上で今回の統合失調症についての記事は終わりです。
詳しく症状や治療法などを知りたい方は、
精神科、心療内科で検索してもらえれば、ホームページなどにすごく丁寧に掲載されていますのでそちらをご覧いただければと思います。
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